ロンジソーラー
ロンジソーラーは中国の太陽電池世界大手会社で、日本でも導入されているメーカーです。原料から太陽光パネルまで一貫生産体制を構築しているのが特徴で、高品質な太陽電池による発電が期待できます。
ロンジソーラーの太陽光発電の特徴
欧米ほか各国第三者機関からの高評価
ロンジソーラーは世界各国から高い評価を得ています。複数の第三者機関から高い評価を受け、ドイツのTÜVRheinland、アメリカのRETC、ノルウェーのDNVGL、イギリスのBNEFからも評価されているのがポイントです。アメリカの試験機関であるRETC(Renewable Energy Test Center)がロンジのモジュールをテストした際は、信頼性・製品性能・品質の全3部門で優秀な成績であることを認められています。
この実績は、ロンジを含め世界に2社のみです。ノルウェーに本社を持つ独立エネルギー認証機関DNV-GLは、一定の基準を満たしたメーカーをトップパフォーマーとして認定していますが、ロンジソーラーはそこでもトップ・パフォーマーの称号を得ています。
モジュールメーカーを対象として倒産するリスクを評価しているBNEF(ブルームバーグのリサーチサービス)からは、倒産リスクが最も少ない企業として認定されました。これらの事実からも、ロンジソーラーの品質の良さ、そして企業としての強さが理解できると思います。
第三者機関による発電能力検証
ロンジソーラーパネルの発電力検証を、ドイツの国際的第三者機関が実施しました。ドイツの国際的第三者認証機関であるTÜV Rheinland(テュフ ラインランド)により、太陽電池モジュール屋外発電部門で1位を獲得。2017年と2018年、2年連続で受賞するという快挙を成し遂げています。
検証内容は、ある環境下に置いて長期間にわたって太陽電池モジュールのデータを記録するというもので、ロンジの単結晶モジュールは高い発電量を記録しました。この試験結果からも分かるように、ロンジの太陽光パネルは高い品質と性能、信頼性をもっていると言えます。
中国のトップランナー認証を3年連続で取得
ロンジ製品の良さを証明する賞は、ドイツのTÜV Rheinlandだけではありません。2018年11月23日に、中国のCTCによる太陽電池モジュールの出力劣化評価の試験において、トップランナーとして認定されています。この検査は客観性と公正性を保証するため、抜き打ちかつ、製造ラインまたは倉庫から無作為に選別されたものが試験場に送られるのがポイントです。その中で第1位にランクするほどの品質は、保険機関からも高く評価されています。
3年連続で達成したという実績もあり、その高い技術力が魅力の1つです。
また、エーオンジャパンから発表された新保険スキームを適用する事により、大きな保障体制を整えています。
ロンジソーラーの太陽光発電のデメリット
まだ知名度が低い
世界ではかなり有名な企業で、日本でも導入されているものの、まだまだ知名度が低いことがデメリットです。そのことから、国内での情報量の少なさがネックとなります。一方で、石川県志賀町や埼玉県美里町など導入事例もあるので、今後に期待できるメーカーといえるでしょう。
ロンジソーラーの太陽光発電パネルの種類
LR4-60HPH-360M~380M
最高出力435Wを実現、1500Vにも対応できるモデルです。各国第三者機関の高い評価を得ているロンジ・ソーラーの商品で、出力アップ(420〜435W)を実現しています。電圧1500Vに対応するというのは、日本を意識した内容と言えるでしょう。効率的なストリング設計で、システムコストのさらなる低減に期待できるのもメリットです。
Hi-MO4m 420~435W
6本バスバー(電気を流すための電極)により、高出力を実現したモジュールです。分割したセル配線により、部分的な影がかかっても大幅な出力低下を防ぐ構造になっています。
LR6-72HPH 370~385W
ハーフカットセル構造を採用した高効率単結晶PERCモジュールで、電力損失を削減できます。これにより、高い変換効率を実現しているのが特徴です。また影による出力低下の抑制、パネルの高温による出力低下抑制に期待できます。
ロンジソーラーの保証
公式HPの紹介では、製品保証が10年、リニア出力保証が25年とあります。その他で災害や故障などの事態に備えたいという際は、損害保険の加入も検討するのがおすすめです。
ロンジソーラーの太陽光発電パネルまとめ
ロンジソーラーが日本に進出してきたのは2019年と、競合他社と比べてかなりの後発組です。それでも少しづつ人気を集めているので、その実力が窺えます。大きな取引があったのは福井県や石川県のメガソーラー発電所です。積雪地域にも拘わらず、予想以上の発電力に驚いているというコメントもありました。高品質なモノを低価格で売り出しているので、ロンジソーラーの日本普及は今後も伸びていきそうです。
また、ロンジソーラーの太陽光パネルは第三期間の検証により、その質の高さと耐久性が証明されています。また企業としても、ロンジーソーラーの財務健康指数が高い評価を受けており、現在倒産するリスクはほぼないと言えるでしょう。