東芝
東芝の太陽光発電は発電効率が高く、コンパクトで軽量な発電システムを採用しているので住宅向けのパネルとなっています。高級感のあるデザイン、なのに価格が安いという点から高評価を得ているようです。その商品内容やおすすめのポイント、口コミ評判などをご紹介します。
東芝の太陽光発電の特徴
20%以上の発電効率
発電効率とは、太陽の光をどれくらい電気エネルギーに変換できるか?を表した数値です。東芝の太陽光パネルの発電効率は、全ての商品で20%を超えています。その秘密は、効率を高めるバックコンタクト方式の採用です。表面の電極をなくして、全て裏面に設置することで電極の混在面積を増やしいます。電子のやり取りに無駄をなくすことで、発電効率を上げているという仕組みです。
光を逃すことなく取り込めるARコートの採用もしているので、反射によって起こる光の損失も抑えられます。
スッキリとしたデザイン
バックコンタクト方式とは電極をパネルの裏側に集めた方式で、これにより発電効率を上げています。もう一つ利点を上げるとするならば、それは見た目です。通常バックコンタクト方式ではないパネルは電極は表側にありますが、東芝のパネルはバックコンタクト方式なので、シンプルかつ落ち着いたデザインとなっています。
リーズナブル化
東芝の太陽光パネルは、非常に優秀ゆえに高級品という位置づけの商品でした。しかし2018年からパネルの生産技術が向上し、人気のSシリーズの値段が下がっています。その分、コストパフォーマンスが高まるのがメリットです。
東芝の太陽光発電のデメリット
倒産する可能性?
2017年に、東芝は経営危機に陥っていました。その為、別事業を中国会社に売ったり、人材を大幅に削減するなどにより体制を整える東芝に対して、あまり良い印象をもっていない人もいるかもしれません。ですが努力の甲斐あって、現在の経営は立て直されつつあります。東芝は半導体を作る事業が堅調なため、突然倒産とするということはないとは考えられるでしょう。
仮に倒産したとしても、他社による太陽光業界の事業引継ぎは珍しくないので、そこまで問題する必要はないかもしれません。とはいえ、別の会社が太陽光事業を引き継がなかった場合は、保証がなくなってしまう可能性があります。その点は頭に入れておいた方が良いでしょう。
屋根の形状を選ぶ
東芝の太陽光パネルはハーフサイズや台形の太陽光パネルがないので、屋根の形状に合わせづらいというデメリットがあります。単純にパネルの数が多ければ多いほど発電量も多くなることは想像に易く、一見すると不利に感じるかもしれません。
ただ、東芝の魅力は一つのパネルから得られる発電効率の高さです。上手く設置する事ができれば、少ない枚数で他社を凌駕することもあります。少ない枚数で済む、ということは初期投資額も減ることにもつながるでしょう。
初期コストと外国産
東芝の太陽光パネルはバックコンタクト方式を採用していますが、デメリットとしてコストが高くなることが挙げられます。リーズナブル化が進んだとはいえ、やはり初期投資の額としては大きくなってしまうのが難点です。
また、東芝のパネルはアメリカ企業で生産されています。外国産のパネルということで不安視する方もいるかもしれませんが、東芝の場合はその心配は必要なさそうです。委託企業はサンパワーで、共同研究はスタンフォード大学と行っています。宇宙事業に携わるNASAに技術提供をしているのも、信頼できるポイントでしょう。とはいえ、国産にこだわる人にとってはデメリットと言えます。
東芝の太陽光発電パネル
東芝の太陽光パネルには、Sシリーズであるプレミアムモデル・エクセレントモデル。単結晶エコノミーモデルのGXシリーズがあります。Sシリーズはバックコンタクト方式で高い発電効率を誇り、GXモデルは単結晶セルを用いて電気抵抗を押さえることで高出力を実現しているのが特徴です。
SPR-X21-265(193,800円~)
3機種あるSシリーズの中でも特に売れているモデルで、値段、出力、発電効率のバランスの良さが特徴です。バランス重視ゆえにどんな家庭にもオススメできます。
SPR-X22-360(262,800円~)
大型モデルとなっており、その分出力も大型出力になっています。発電効率も上がるので、予算に余裕がある方にはオススメです。
SPR-E20-250(182,500円~)
シリーズの中で一番安価なモデルです。発電効率が20%を超えていながらの、コスパの良さに注目です。コストを抑えたい、見た目を重視したいという方に向いています。
東芝の保証
東芝の太陽光パネルには、シリーズによって異なる保証制度があります。
Sシリーズはモジュール出力に関する保証が25年間無償で、機器に関する保証は15年間無償です。
GXシリーズはモジュール出力に関する保証が20年間無償、機器に関する保証は10年間無償でサポートしてもらえます。
保障の内容は、一定条件を満たした場合に修理や交換を行うといったものです。機器に関する保証内容に関しては販売店によって異なるため、しっかり把握しておきましょう。
東芝の太陽光発電パネルの口コミ
- 我が家は日当たりが良いので太陽光発電に関心があったのですが、メーカーさんから屋根の広さが足りないので設置できないと言われたり、設計してくれてもパネルが屋根からはみ出すので工事ができないと断り続けました。そして今回、新たに違う業者さんに相談して見ると東芝から新しく発売された345Wのパネルならいけると勧められました。太陽光発電が導入出来て嬉しく思いますし、発電量も凄いので嬉しさ倍増です。
- ローンが払い終わる頃には壊れるんじゃないかって誤解していましたが、販売店さんに説明を聞くと東芝なら長期保証があるので長く使えるんだと納得しました。実際に設置してみてビックリしたのが、発電力です。十分すぎる売電量に驚きました。老後に苦労したくないので、発電したお金はすべて貯金しています。東芝の太陽光発電にして良かったです。
東芝の太陽光発電パネルまとめ
東芝の太陽光パネルは国内メーカーの中でも人気があり、その理由に発電効率の高さや保証内容が充実していることが挙げられます。高い発電効率を誇り、コストパフォーマンスが良い一方で、初期費用としてはやはり高価になりやすい傾向があるようです。ただ、発電効率が高く、少ないパネル数で売電収入に期待ができるので、初期費用の高さはそんなに問題にならないかもしれません。