メンテナンスは必要?宮崎で太陽光発電パネル設置
太陽光発電に興味があっても、メンテナンスなど設置後のことがよくわからず、不安で踏み出せないという方も多いと思います。
そんな太陽光発電のメンテナンスについて詳しく、そしてわかりやすく解説していきます。
宮崎で太陽光発電を設置した際に必要なメンテナンスとは?
太陽光発電はメンテナンスの必要がない?

そもそも、太陽光発電はメンテナンスの必要がないと説明をして売られることが多いです。
実際、こまめなメンテナンスが必要なものではなく、メンテナンス不要と謳うことは決して嘘をついているわけではありません。しかし、自然災害や人為的な要因によって、システムが壊れてしまうことだって十分に考えられます。
太陽光発電の故障率は全体の2割近くあり、原因の中には寿命なども含まれていますが、メンテナンスフリーとしている割には故障率が高いですよね。
ちなみに、太陽光発電の故障原因として最も多いのが、パワーコンディショナーと呼ばれる機能の故障です。
パワーコンディショナーは、太陽光発電で発した電気を、直流から交流に変換する機能を持っています。
パワーコンディショナーは湿気や気温の影響を受けやすいため、設置に適した場所でないと不具合を起こしやすくなってしまうのです。
主なメンテナンスは「点検」と「保守」
太陽光発電のメンテナンスにおいて主になるのは「点検」と「保守」です。
点検といっても幅広く、パワーコンディショナーのように機械の機能が正常に動作しているかを点検することも重要ですし、発電パネルへの太陽光を遮るものはないか、破損していないかなど、外部関連の点検も必要になります。
一般住宅の太陽光発電は屋根に設置するケースがほとんどなので、普段目につくものではありません。
しかし、台風の後に風で飛んできたものによって傷がついてしまうこともありますし、場所によっては砂埃をかぶって発電効率が著しく低下することも考えられます。
こうした点検を定期的に行うことで、より効率よく太陽光を吸収し、多くの電気を作ることができるのであれば、点検するメリットは大きいですよね。
点検においては、上記のような内容のほか、配線はきちんとつながっているか、異音や異臭はないかといったことを点検し、発電状況のチェックもします。
これらに異常があった場合は、保守として改善に向けた対応を取ります。
メンテナンスに必要な費用はいくら?
一般的にメンテナンスフリーといわれている太陽光発電ですが、定期点検は4年に1回の頻度で行うのが理想とされています。
最近は販売時に無料で定期点検を実施するアフターサービスをつけている販売会社も多いようですが、こうしたアフターサービスのない会社から購入した場合、点検には1万円から2万円の費用がかかります。
これから購入される方は、無償点検をしてもらえるかどうかも確認してから購入を検討しましょう。
故障してしまった際の修理とその費用について
もしも前述したパワーコンディショナーが故障してしまった場合、10万円前後の費用がかかるといわれています。
期待寿命の20年間は故障しないことが望ましいですが、実際には10年ほどで故障したケースもあるようです。
自然災害による故障については、保証による無償修理をしてもらえることがほとんどですが、保証範囲に上限を設けている企業もあり、上限範囲以上の費用がかかる場合、超過分は購入者負担となります。
自然災害による故障は、1回目の故障は保証対象となることが多いようですが、その後は多額の費用がかかりますので、定期的なメンテナンスはとても重要です。
4年に1回と少ない頻度ですので、ぜひ定期点検を行なって安全に太陽光発電を運用しましょう。