押さえておきたい自然災害補償！宮崎県での太陽光発電設置では？

宮崎県は平均日照時間が長く、非常に太陽光発電に適している地域と言われています。この記事では、宮崎県で太陽光発電設備を設置するにあたり、自然災害への対策はどう考慮したらよいかを解説します。

太陽光発電設備は自然災害に耐えられるのか

日照時間が長く、太陽光発電設備の設置に適している土地柄の宮崎県。県をあげて自然エネルギーを生かす取り組みをしており、太陽光発電設備の設置はこれから先も増えることが予想されます。では、それらの設備は台風などの自然災害に耐えうる構造となっているのでしょうか。

屋根に太陽光発電設備を設置する場合、設置強度は建築基準法に基づき定められています。また、設備を設置するモジュール及び架台の重さは、和瓦の1/5程度と定められています。一般家屋に設置する以上、設備は安全でなければなりません。

しかしながら、台風や雷などで設備が損傷する可能性は否定できません。そのような可能性を考慮して、自然災害に対するメーカー保証について具体的に探ってみます。

自然災害のメーカー保証について

太陽光発電設備のメーカー保証は各社それぞれ差はありますが、最低でも10年保証がJIS規格として定められています。では、その保証内容ですが大きく分けて「システム保証」「出力保証」「自然災害保証」「施工保証」の4つです。

宮崎県に太陽光発電設備を設置する場合、避けては通れないのが台風による自然災害の影響です。日照時間の長い宮崎県ですが、台風の進路となる場合が多く、直撃した際には設備が暴風雨にさらされてしまいます。台風以外にも自然災害でパネルや設備が破損した場合、その修繕費用を負担してくれるサービスがメーカー保証です。

では「自然災害」とはどのような災害のことを指すのでしょうか。例えば太陽光発電設備の場合、自然災害とは「台風」「火災」「豪雪」を差し、「地震」「津波」は保証範囲外であるなど、メーカーによって保証範囲は異なりますので、事前に確認しておく必要があります。また無償・有償の範囲もメーカーにより異なりますので、設置する前に十分に調べておきましょう。

自然災害の工事保証について

次に、自然災害により設備が破損してしまった場合、どのような手順で工事・修繕を依頼すれば良いのか、工事保証について詳しく探っていきます。

自然災害保証を受けるには、メーカーの自然災害保証に加入している販売店・工事会社から太陽光発電設備を購入している必要があります。設備が保証範囲内の自然災害によって破損した場合、まずは販売店か工事会社へ連絡します。次に、連絡を受けた販売店や工事会社が現地を訪問して調査や被害状況の把握を行い、修繕が必要であれば委任状を取付します。その後、販売店がメーカーの保険会社に現場写真や委任状を提出し、保険会社の審査が開始します。審査終了後、販売店が破損してしまった設備の修理や交換を行い、工事保証が完了します。

いくつかの段階を踏んだ上で保証が認められますので、太陽光発電設備を設置する際の保証に関する書類や覚書はしっかりと保管しておくことが重要です。